ぶらり京都●『都七福神めぐり』(4)
丸くなること願って布袋尊の萬福寺へ
1月は「都七福神めぐり」をしています。
寿老神の革堂(行願寺)、ゑびす神のゑびす神社、弁財天の六波羅蜜寺、毘沙門天の東寺と回ってきましたが、今日は布袋尊を祀る宇治の萬福寺にお出かけしましょう。
布袋尊といえば、七福神の中で唯一実在した人物です。中国南北朝末時代の高僧で、名を契此(かいし)といいます。優れた予備知識をもち、諸国を放浪して預言を行い、弥勒菩薩の化身とされてきました。
わたしたちのイメージでは、福々しい笑顔、太鼓腹。そして肩から大きな袋をかけていて、姿からして親しみが持てますね。人格を円満にしてくれ、予知と和合、そして金運招福の神様です。
朱雀は怒りっぽいところがあって、小さいときから母によくたしなめられてきました。今年こそ丸くなって円満な性格になりたいと思っています。ですから、今年は布袋様の福にあずかりたいと願っているところです。
その布袋神は萬福寺の天王殿に祀られています。福々しくてお腹のとても大きな弥勒菩薩坐像です。
黄檗宗大本山萬福寺は、1654(承応3)年、中国福建省の黄檗山萬福寺住持だった隠元禅師が渡来し建立されました。明朝様式の伽藍の見事さには何度訪ねても感嘆させられますね。境内一帯にはチャイナムードが漂います。
主要な建物だけで23棟もあり、回廊も含め重要文化財に指定されています。ですから、布袋尊にお参りしたあとは、境内をゆっくり歩いてみたいですね。
それから萬福寺を訪ねたら、ぜひ賞味したいのが普茶(ふちゃ)料理です。通常は3名以上の予約受付ですが、幕の内風の精進料理・普茶弁当(税込み3,150円)なら1名から予約できます(昼食のみ。11:30~14:30で入席は13:00まで。1週間前までに予約が必要)。盛りつけも鮮やかで、修行僧の気分も味わいながら、とてもおいしくいただくことができます。なお、門前に佇む老舗白雲庵にも普茶料理があります。
| ●萬福寺 |
| [拝観料]500円 |
| [拝観時間]9:00~16:30 |
| [普茶料理申込み]0774-32-3900 (代) |


萬福寺
◎京都府宇治市五ヶ庄三番割34
◎JR奈良線黄檗駅、京阪宇治線京阪黄檗駅下車徒歩5分














